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日本人の平均寿命と健康寿命

日本人の平均寿命

日本人の平均寿命は戦後延び続けており、平成29年の統計では男性の平均寿命が 81.1歳、女性で87.3歳になっており、世界的に見てもトップクラスを維持しています。

2018年Lancetに掲載された論文によれば、2040年の日本人の平均寿命は、シンガポール、スペイン、スイスに並んで男女とも平均寿命が85歳を超えるということです。

しかしいくら長寿といっても寝たきりの老人を増やすようでは健全な長寿社会とはいえませんね。

日本人の平均寿命と健康寿命の差は、男性で9年、女性で12年といわれています。

厚生労働省2018年に公開した 2016年の日本人の「健康寿命」(介護を受けずに過ごせる期間)は、男性72.14歳、女性74.79歳だったと公表しています。5年前と比べて、男性が0.95歳、女性は0.58歳改善し、平均寿命との差も縮まりました。

これは医療技術の進歩と健康意識の高まりと無縁ではないでしょう。

健康寿命を延ばすために

日本人の平均寿命が世界最高水準とはいえ、寝たきりの時間が長くては喜べません。

健康寿命」とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間と定義されています。

高齢になると日常生活に何らかの支障が出るのは仕方がないことですが、できるだけその期間を短くしたいものです。

健康にいいものを食べていても、運動不足で足腰が弱って転倒し骨折しては台なしです。また、社会との繋がりが乏しくなって、外出する機会を失うと、結果的に活動性や意欲が失われ、認知症を発症したり進行するリスクが高くなります。

年をとってもいつまでもお元気なお年寄りもいらっしゃいます。そのような方々の多くは、健康に関心があり、健康に良いものを食べ、人とのかかわり合いを楽しみ、毎日からだを良く動かす「習慣」があります。

人生100年時代といわれ、長寿があたりまえになった現代、元気で長生きできてはじめてよい社会になると思います。

そのためには、私たち一人一人が、若い頃から健康を意識して、正しい「健康習慣」を身につけたいですね。

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