1.寝具が腰痛の原因ではなかった
走る習慣がつく前は、朝起きると腰が痛くて、すっきり眠れて疲れがとれた感じがありませんでした。布団を換えたり、ベッドにしたり。いろいろ工夫をするのですが、なかなか良くならず、通販で低反発マットレスを購入したり。
こんなもんだと、半分あきらめていたのです。
その腰痛が、ランニングをはじめてしばらくするといつの間にか消えてるのに気づきました。

2.運動不足による筋力の低下が腰痛の原因になっていた!?
これって、ひょっとしてランニングの効果? 私の仮説はこうです。
腰痛の原因は運動不足による、筋力の低下であり、これが鍛えられたことで腰痛が消えたのではないかと。
身体を動かすようになって、 体幹の大切さに気づき、腹筋や背筋を鍛えるトレーニングも導入するようになりました。これが、結果的に腰回りを支える筋肉を増やし、コルセットの役割を果たしているのだろう身をもって感じています。
高齢者には確かに腰痛を抱えている人が少なくありません。当然、骨の変形や骨粗鬆症、圧迫骨折などに伴う腰の痛み当然大きな理由としてあるのは事実です。腰痛の原因の多くは不明だとか、ストレスだとかいろいろ言われますが、筋力の低下が腰痛を引き起こすことは明らかで、腰回りの筋肉を鍛えるために「腰痛体操」なる運動が有効だといいます。
3.運動が腰部の血流も改善する
また、腰痛の原因の一つとして、運動不足による血流の低下が関係しているといわれています。腰部を動かさないでいると、血の巡りが悪くなり、余計に痛みを感じやすくなり、さらに動かさなくなるという悪循環に陥る可能性があります。
ランニングは重いものを持ち上げるなどのウエイトトレーニングと異なり、無理な負担をかけることなく、骨盤を左右交互に回転させる動きを繰り返します。自然に腰回りの筋肉(体幹の筋肉)を動かすことになり、血液の流れが良くなってきます。
4.体幹を鍛える意味
意外にバカにならないのは腕立て伏せです。身体の軸を真っすぐしたままキープするだけでも体幹のトレーニングになります。また、ラジオ体操は、腰を中心に身体を曲げたり伸ばしたりひねったりの運動がはいるので、腰痛改善になるはずです。
体幹を鍛えるという意味では、いきなり走るのではなくまずはウォーキングもいいかもしれません。
ランニングで肩こりが治った!

5.現代人の肩がこりやすい環境
以前は身体を動かすことはほとんどなく、仕事柄パソコンの前でキーボードを叩く時間が長かったと思います。
作業が終わると、肩から首〜後頭部にかけて凝りや痛みを感じることが多かったのです。しかもその痛みが続き、しばしば頭痛の原因になっていたので、鎮痛剤や筋弛緩薬を服用することがしばしばありました。
6.全く期待していなかった肩こりへのランニングの効用
しかし、ランニングをはじめてから、2〜3か月した時、鎮痛剤をほとんど飲まなくなったことにふと気がついたのです。
よくよく考えると、ランニングで腕を前後に振るようになったこと、準備体操の際に腕を大きく回したり、上肢のストレッチをしたりと肩の回りの筋肉や関節を曲げ伸ばしすることが良かったのだと思います。
7.現代人に多い肩こりの原因
現代人ははスマホやタブレットを見る時間が長くなり頚から肩がより凝りやすい環境にあります。
運動は、首から肩にかけての血流を改善すると言われています。腕を良く振るウォーキングもいいかもしれません。
(運動不足)→(痛み)→(血流低下)→(痛み)→(運動不足)の悪循環を断ち切りましょう!
このようなランニングの効用を実感してからというもの、ランニングの習慣が身に付き、それ以来肩凝り知らずです。
【まとめ】
- 運動不足の腰痛持ちが、ランニングをすることで腰痛を克服した。
- 腰を中心に動かすことにより、腰を支える筋肉が鍛えられるとともに、血流が改善したのが原因。
- いきなりランニングはできなくても、まずはウォーキング、ラジオ体操や腕立て伏せもよさそう。
- 腕を振る運動で肩こりも改善することが期待できる。