トップページを更新しました 新着記事

メタボを自覚しているのなら、いきなり走るのは危険です!

はじめに

生活習慣病は、文字通り「生活習慣」を改善することで徐々に身体を変えていくことでしか克服できません。メタボリックシンドロームを指摘されている人の中には、高血圧・不整脈などを合併している方が少なからずいらっしゃいます。

もしあなたが、肥満と運動不足を自覚しているのなら、いきなり走るのは危険です。

高血圧を放置したまま激しい運動は危険

また、普段から血圧が高いのに医師の指導や治療を受けていない方。いきなりがんばって走るのは危険です。異常な高血圧による脳卒中や命を危険にさらすような不整脈をきたすリスクがあります。

血圧がコントロールされるまでは、まずはウォーキング程度にとどめ、医師と相談の上で負荷を徐々に上げるようにしましょう。

太っていると自覚のある方、膝を壊した経験のある方、血圧がコントロールされていないは、まずウォーキングからはじめることをおすすめします。

まずはウォーキングから

体重が重い人がいきなり長距離を走ると必ず膝が痛くなります。これは、膝周囲の筋肉と靭帯が鍛えられていないため膝関節が不安定であることと、膝関節そのものへの体重による負荷が原因です。

この状態で無理が続くと、膝関節自体を壊して水が溜まることになります。そうなると、歩くことも辛くなりますし、無理が続くと運動自体ができなくなる危険ももあります。

スロージョギングのススメ

ウォーキングに慣れてきたら、「スロージョギング」を挟むのもありかと思います。

歩く程度のゆっくりとした速さで、つま先からの着地(フォアフット着地)で行うジョギングです。高齢者や血圧の気になる人にも無理なく安全にできます。

ただし、これも始めから頑張りすぎるとふくらはぎの筋肉痛で嫌になります。あくまで、ウォーキングに挟むながら徐々にジョギングの割合を高めていきましょう!

福岡大学の田中宏暁先生の著書『スロージョギングで人生が変わる』で詳しく解説されています。

だれでも膝の痛みは経験する

もともと膝の痛みはなくても、走り始めてしばらくすると、皆が経験するのが膝の痛みです。

膝の外側の痛みは、誰しも経験することで、多くは「腸脛靭帯炎」です。これは腸骨と脛骨をつなぐ筋肉の靭帯が、膝の外側で大腿骨と接触を繰り返し炎症を起こすものです。

対処法はまず、休むこと。休養で小さな損傷が修復され、関節を支える靭帯や筋肉が狂人化され、次の負荷に備えます。また、アシシングが有効です。
私が使っているのは(「ザムスト(ZAMST) アイシングセット 氷のう&サポーター」など)

私の場合は、2-3か月すると5 kmを走れるようになっていましたが、それを越すと膝の痛みが出るようになりました。

痛みがある時は無理せず休養

無理をして怪我をして長期間走れなくなったのでは意味がありません。痛みのある時は無理せず、思い切って休みます。

痛みがやわらいだところでまた少しずつ距離を伸ばしていくと、膝周りが少しずつ鍛えられます。

膝関節の腫れや熱感を伴う痛みがあれば医療機関を受診する

明らかに膝関節が腫れている場合、関節内に炎症を来して水が溜まっている可能性があります。

必ず整形外科のある医療機関を受診し、診察を受け、指導を受けましょう。

「継続」すること、無理せず少しずつ距離を伸ばすこと

私の場合、距離を走るごとに膝の痛みを感じていましたが、膝と相談しながら無理をしないように、少しずつ走れる距離を延ばしていき、5ヶ月目には10kmのレースをなんとか完走。

走り始めてから7カ月目にははじめてハーフマラソンを完走できました。タイムは2時間20分04秒。

平凡ですがハーフを完走できたことは私の大きな自信になりました。 なにしろ2カ月前に10kmを走るのがやっとでしたから。

「継続すればできるんだ!」
自分はなんとかできる。
いつしかそれは自信になり、次の挑戦に繋がったのです。

【まとめ】

  • 太っていると自覚のある方、膝を壊した経験のある方、高血圧の方は、ウォーキングからはじめる。
  • 治療されていない高血圧を放置するのは危険。まず、医師に相談しよう。
  • スロージョギングは高齢者にも安全で効果的。
  • 膝の痛みは誰もが経験する。無理せず膝周りが丈夫になるのを待つ。アイシングも効果的。
  • 頑張ることより、無理せず「継続」することを大切にする。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です